包茎の問題点と手術が必要な理由について

包茎の問題点と手術が必要な理由について

包茎とは、男性器の先端が露出していない状態のことを言います。
子どもの頃、男性はみな包茎の状態で生まれてきます。しかし第二次成長期を経ると、通常であれば自然に先端の包皮がむけて、亀頭が常時完全に露出した状態になります。成人しても、子どもの頃のように亀頭が皮で覆われたままの状態であると、それは包茎であることになります。
包茎は、仮性包茎と真性包茎という分けて二つの種類に分類することができます。
仮性包茎は、皮を手で剥いて亀頭を露出した状態に出来るものを言います。亀頭が普段、皮に覆われていても
勃起した場合に皮がむけて亀頭が露出できるのであれば、それは仮性包茎であると考えられます。
日本の約半数の男性は、仮性包茎であると言われています。
仮性包茎は、清潔にしていれば特に問題はないとされています。
しかしその外観が否定的な印象をもたらすため、手術をして、症状の改善を図る人も多くいます。
一方、真性包茎とは亀頭が常に皮で被っていて、手で皮がむけない状態のことを言います。
真性包茎になると、亀頭が常に皮で覆われているため、さまざまな不都合が生じることになります。亀頭部分を洗うことができないため、恥垢という垢が溜まり、不潔な状態になります。この恥垢は悪臭や感染症の原因となるだけではなく、性交時のパートナーにも悪影響を与えます。恥垢の汚れから、女性が子宮頸がんになるリスクを高めてしまうのです。
それゆえ真性包茎は、病気ではないと考えられているものの、手術が推奨され保険が適用されるようになっているのです。
真性包茎の手術は、麻酔を伴うため一泊二日で行われることが多く、その費用は保険適用で、1万円から3万円の自己負担で行えるようになっています。
真性包茎である場合、男性は自分自身に対して卑屈になり、女性関係に対して自信を持てなくなることが多いことから、なるべく早い時期に手術をした方がよいと考えられているのです。